今日は、仕事の打ち合わせに出掛け、
終了後、ひとりランチ
こんな形のパスタを、白ワインと一緒にいただいていると、
お隣の席に座った30代前半らしき女性グループの声が
いや、別に聞き耳を立てていたわけじゃないのだけど、
近くなので、よく聞こえてしまう。
「そうそう、やっぱり、手堅く、決めちゃえば?」
「彼は、家事全般完璧だし、いいパパになりそうだし」
「けっこう自由にさせてくれそうだし」
「だよね、条件としては、悪くないよねー」
現代においては、
『家事ができる』『良いパパキャラ』『自由の保障』
は、結婚の条件の中で、高位置を占めるらしい。
思い返せば、私の時代の結婚条件は
『高収入』『高学歴』『高身長』と
今更、本人の努力でどうしようもない事
を、声高に言う、女の傲慢さが許された豊かな時代だったのだ。
『料理上手な夫』や『育メン』は、
これから、頑張ればなんとかなる
男子の結婚のためのハードルは低くなったのか
結婚率は低下しているし、現状はそうでもなさそう。
たぶん、女性の求めている物は、そんな単純なものじゃないから。
「男も料理くらい出来なきゃ」
と言いながら、
自分もちゃんと料理教室で腕を磨く。
そんな賢い女性が、
私のお教室にもたくさんいらっしゃいます。
そういうのって、ちょっとカッコイイです。
不況の時代を生きる女性は、
言いたいことを言い放つだけではなく、
その言葉を根にして、自分自身も成長させる。
日本の男性も、もっともっと
かっこよくなってほしいですね