比内地鶏の魅力探訪@秋田

日本三大地鶏のひとつ
秋田の『比内地鶏』を発信していこうという
プロジェクトで、秋田へ行って参りました。
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今回は、料理家10名での秋田入り。
空気が澄んでいて、のどかで、気持ちいいー⤴
高級地鶏で有名な比内地鶏ですが、
お店で売られている姿しか目にしたことがないので、
動いている鶏さんとは、初対面。
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おおー、なんだか、勇ましくてかっこいい!
比内鶏は、その姿の美しさも貴重で、
昭和17年に、国の天然記念物として指定されています。
天然記念物を食べるわけにはいかないので💧、
比内地鶏とは、
比内鶏とロードアイランドレッド という鶏の
ハーフちゃんなのです。
厳しい選別を受け、
実際に食用として認められるのは2割~3割程度。
ものすごい過酷な競争を勝ち抜いた
エリート鶏のみです。
その、エリートたちは、
広々とした敷地の中で、平飼い(放し飼い)にし、
厳選された餌を食べ、特別待遇された環境で育ち、
他の鶏と一緒にされることはありません。
つまり、
帰国子女のブルジョワエリート みたいな鶏。
ほうほう、
確かに、みんなプライド高く堂々としてらっしゃる。
それでも、食用になるには、最後の最後まで
選抜が続きます。
ああ、来世、鳥に生まれて来ても、
比内地鶏だったら、また落第しそうだ・・・💦
畜産試験場の方から、
比内地鶏の歴史、特徴、生産事情などを伺い、
養鶏場や、加工場などの見学をさせていただき、
お昼は、JAあきた にて、
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比内地鶏を、たっぷり味わいました。
『比内地鶏について』と勉強しながら、比内地鶏を食す。
人間の食欲って、どれだけ貪欲なのかと思いますが、
学ぶことによって、
命の有難さを感じることができます。
動物を食すことに、嫌悪感を抱く人もいます。
だから食べない。それも立派なひとつの選択です。
命に敬意をもって、有難く頂く。
それも選択できるのが、人間という生き物です。
沢山学び、経験させて頂き、有意義な1日でした。
おまけ。
翌朝、ホテルのロビーにあった地方新聞に、
早速、私たちの事が記事になっていました。
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私、鶏に敬礼しているのではなく、
ただ眩しかっただけです💨
明日は、秋田の美味しい鍋のお話。