七五三参りとは、
今までの成長を感謝し、
これからの加護を祈る日である。
どうか、これからも元気で過ごせますように。
・・・と、神様にお願いする態度ではないな、
これ。
神様への感謝の気持ちより、
千歳飴が、何本入りなのかが気になる次男である
5歳の男児など、神社の中、どこを向いても
このレベルだが、親はそれでも、いつか子供が
立派に成長してくれる事を願って手を合わせる。
こんなに都合の良い願い事を叶えてくれるほど、
神様は懐が深いのだ。
と、信じたい
さて、本日のお祝いの席に利用したのは
『日本料理あいちや』
ここは、ひと昔前までは、
私のような庶民が利用できる店ではなく、
夜になると、黒塗りのハイヤーが、ずらずらーっ
と並ぶ、超高級料亭だったのだが、時代が変わり、
最近では、ミシュランにも掲載されてしまうほど、
普通に知られる店()となった。
お陰で、家族のお祝いごとには、よく利用させて
いただいているが、本当に素晴らしいお店である。
横浜西口の雑踏の中に、
埋もれるようにある、日本造りの料亭。
中は、外の喧騒が嘘のような静寂が保たれた異空間。
きっとこの部屋で、
政治や企業の密談が行われてきたのであろう。
と、思わせる緊張感さえ伝わる個室の中で、
全く緊張感のない主役である
いつの日か、この上座の席が、
バシッと似合う男になってほしいものだと
思うが、そんな夢を思い描かせてくれるのも、
5歳までという事であろう。
七五三とは、なかなか奥が深いぞ。
広い個室には、撮影にぴったりな、
こんな用意もあり、
お料理はもちろん、
身を乗り出すほど
美味しい
七五三のお祝いにと、お店に伝えてあったので、
器もしつらえも、お祝い用で、素晴らしいものでした。
次は、この場所で、どんな「おめでとう」が言えるかしら?
喜びや、感謝や、祝福の中で、
幸多き人生を送ってほしいと思う。