何かと忙しい師走。
家の雑用も山積みだし、
書かなきゃいけないレシピもまだある。
作らなきゃいけない試作品もまだある。
猫の手も借りたい・・
お そうだ
我が家には、
年の瀬の慌ただしさと無関係な人達がいるではないか
「ちょっと、外の水やりしておいてー」
2階の書斎で、パソコンを打ちながら、
1階にいる子供達に呼びかけると、
しばらくして、
けたたましい、声が
ちょ、ちょいと!!
なぜ、パンツ一丁
それを私の隣で見ていた夫は、
「あんなの2人も産んで、すごいよね」
と、感心したように、つぶやく。
他人事かっ
こんな状況の中、
考えなくてはいけないレシピは、
『ちょっとお洒落な、おもてなしレシピ』
息子達を怒鳴り、パンツをはかせながら、
お洒落なレシピを考えるのは、
『難行苦行』である
だけど、
きっと、小説家は、ぐずる赤ん坊を背負いながらでも、
恋愛小説を書くのだろう。
音楽家は、子供のおむつを替えながらも、
美しい旋律を生み出すのだろう。
まだ、息子達には負けられない
本日の夕食は、渡り蟹のビスク
日々、現実と創造との戦いである