オーベルジュの周りには、
中世のお城が点在しています。
この街は、ユネスコが世界遺産に認定していて、
街全体が芸術品のようです。
岩山をくりぬいたワインカーヴで、
今日のディナーに飲む、ワインの試飲。
地元のワインは、外に出る事がなく、
フランスでも、ここでしか飲む事ができません。
チーズを持ってきて、一日ここで過ごしてもいいな。
迷惑な客だ。
ほろ酔い気分で今日もクッキング
シェフに教わったお料理の中には、
私が自宅で作っているお料理もたくさん、ありました。
このお料理は、先月お教室でやったメニューに似ているでしょ
私は、赤ピーマンのソースを、鯛に添えましたが、
シェフは、サーモンに合わせていました。
シェフのソースは、カイネンヌペッパーを利かせて、
ピリっと、大人の味になっていました。
こういうのも、面白い
洋ナシの赤ワイン煮も、お教室でやったよね
シェフの赤ワインソースは、ワインが濃厚
シナモンの代わりに、アニスを使っていたのも、
「なるほど」と感じました。
久しぶりに、フランスへ来て、お料理を食べて、
私が、自分のお教室で、皆さんにお出ししていたもの、
自分が創作したものと、現地の味を比べるのは、
とても興味深い作業です。
お教室では、お醤油や鰹出汁やナンプラーを使って、
アレンジする料理が増えてきていますが、
ベースとなる味を確認することで、
自分の方向性が間違っていない事を確認できました。
日本人が、過去も未来も、お味噌汁とご飯であるように、
フランス人は、フランス料理なのである。
「しばらくフランスへ行かない間に、
フランス人は、カレーライスしか食べなくなっていた」
なんて事には、ならないのである。
当たり前のことが、深く沁みていきました。
食は文化なのです。