昨日は、私の誕生日だったので、主人とディナーへ。
レストラン『ランベリー』
以前は、根津美術館の先にありましたが、
昨年6月に現在の表参道駅からすぐの場所に移転して、
随分アクセスがよくなりました。
前のお店の長いエントランスも良かったのですが、
私は、こちらのお店の雰囲気のほうが好きです。
そして、銀座『オストラル』時代から、
進化を続けている岸本シェフのお料理も素晴らしいものでした。
もう、全てのお料理が「感激」だったのですが、特に印象に残るのは、
トリュフの香りの立ち方が半端じゃなかった事
トリュフを使ったお皿が数品出ましたが、
こちらは、長時間煮込んだ大栗の上に、トリュフがたっぷり
キャラメイゼした林檎と、ソーテルヌを使ったソースとの相性もよく、
食べ終わってからも、トリュフの香りが、ふんわり残り、至極幸福
でも、高級食材を「どうだ!」と連用するのではなく、
素材に重きを置いて、ひとつひとつの食材を、丁寧に調理し、
その個性を引き出す調理法が、シェフの素晴らしいところ。
たとえば、これ。
これは、なんと、『蕪の塩釜』
蕪が主役の一皿。
岸本シェフにかかると、こんな感じに。
蕪もこれだけ、手をかけてもらえれば本望だ。
メインは、仔猪の炭火焼き。
猪といえば、安いツアーの温泉街で出てくる猪鍋を思い出してしまうが、
いやはや、こちらの猪は、臭みも固さもなく、
濃厚な赤ワインノースと、花梨のピュレが、
力強い冬のジビエである。
その他、食べきれないくらいの量が出ましたが、
どれも、繊細で迫力がありドラマティックでした
年明け早々、私の今年の美味しいレストランベスト3の中には、
絶対入りそうな勢い
今年も、美味しいスタートが切れて、
なんだか、いい年になりそうな予感