少し遅くなった『母の日』ということで、
母とふたりでミュージカルの観劇した後、
銀座で食事をしました。
本当は、てんぷらを予約しようとしたのだけど、
「てんぷらは、家で揚げられるじゃない」
と、あまり嬉しくなさそうな顔をしていたので、
無難な日本料理に変更したのです。
そういえば、以前、母が
「昔、銀座で食べた、鯛茶漬けが美味しかった」
と言っていたのを思いだし、鯛茶漬けが有名な、
『銀座 うち山』を予約。
いい娘でしょ
その100倍、手がかかる娘ですが
場所は東銀座
門構えはシンプルで、お香の焚かれた店内はモダンな印象。
名物の焼き胡麻豆腐から始まって、鯛や鱧、季節の素材が
上品な味付けで供されます。
目の前で焼いてくれる鮎や、
土鍋で炊いたご飯。
そして、本日のお目当て 鯛茶漬け
お料理の品数も多く、かなりお腹一杯だというのに、
なんと、ご飯を3膳も、おかわりしてしまった
だって、だって美味しいんだもん
「お客さんは皆さん、うちのご飯は別腹だっておっしゃいます」
ご飯が別腹ってのは、女としてどうかと思うけど
確かに、このご飯は3膳くらい軽い。
別の腹に入ったと信じたい。
フレンチやイタリアンを、たらふく食べた時とは違う、
もたれない満腹感。
日本料理というのは、季節の恵みを最大に生かした
調理法なのだと、改めて感じます。
一心不乱に仕事をこなす、若い職人さん達にも好印象。
日本の若者たちも頑張ってるじゃないの。
お、いつの間にか、母目線で若者を見る自分に、
ちょっと、複雑な気分ですが、
少し遅くなった『母の日』に、母とふたりで、
銀座で語りあうのも、楽しい1日でした。