横浜にオランダ3つ星シェフのお店

 

横浜に住んでいても、みなとみらいの発展は

すごい勢いで、ちょっと目を離すと、知らないビルが

ニョキニョキと建っています。

 

よく来る馬車道の駅も、出口が変わると

 

 

え? どこ?ここ?

 

と一回転しても、自分の居場所が把握できない。

なんてことは、よくあって、

今回も、ずっと行きたいと思っていたレストランが、

馬車道の駅出口から1分! て事に驚きました。

 

 

 

 

目的のお店は、横浜北仲ノット内 46階

『SMAA』スマーク

 

オランダを代表する、3つ星シェフが

アジアで初めて出店したお店です。

 

オランダ料理ってどんな感じ?

チューリップしか浮かばないんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お店のロケーションが、まず素敵!!

ズバッと真正面に、横浜の名所が見下ろせ、

どこまでも、視界を遮るものがなく、絶景です。

 

店内は、完全バリアフリー。

車椅子でも余裕で店内をスムーズに移動できます。

これからは、こういうレストランを知っておくと、

絶対重宝すると思います。

 

そして、肝心のお料理ですが、

これが、期待以上でした。

 

 

 

 

アミューズは、三杯酢と出汁の風味を

感じる『和』のマカロン。

スタートから、思いがけない味付けに、

びっくりします。

でも、これがとても美味しい。

 

 

 

 

モダンで美しい盛り付けは、フレンチなのだけど、

日本をはじめ、アジアのスパイスや食材を

絶妙に取り込んでいます。

 

 

 

 

シャンパンから始まるペアリングも、

納得の価格帯です。

 

 

 

 

きのこのフランも、柚子、海藻、貝の出汁、

そして、紅ショウガの風味も感じられ、

複雑で面白い。

 

 

 

 

これも、パクチーや酢が使われていて、

東南アジア寄りの味付けですが、

蒸し暑い今の時期には、違和感なく美味。

 

 

 

 

サーモンのミキュイは、

軽さを意識したオランディーズソースで。

ミネラル感のあるワインとの相性もばっちり。

 

 

 

 

鴨も鉄分の濃さと旨味が強い。

盛り付けも、センスありますよねー。

 

 

 

 

ホイップバターには、パセリのパウダーが

かかっていて、これがまた美味しいので、

パンも食べすぎちゃいます。

 

 

 

 

デザートも可愛い

ラズベリーのムースやバジルのソルベ、

オリーブオイルをジュースのように使ったソース。

 

 

 

最後のプチフールまで、完璧なコースでした。

 

グルマンのお友達を誘ってよかった

 

きっとここは、美味しいものを味わい尽くして、

味覚経験値が高い人のほうが、

楽しめるタイプのレストランです。

 

基本のソースの味を知っていて、

「これがこうなるんだ」

と分かると、面白さは倍増します。

逆に、普段コース料理を食べる機会が少ないと、

「よく分からない」

という感想になるかもしれません。

 

店内も極めてシンプルだし、

接客もこの価格帯にしては、さらっとしているし、

これを「物足りない」と感じるか、

「新しい」と感じるかは、

食に対する価値観、そして経験値が左右します。

 

是非、舌の肥えたお友達を誘って

感想を言い合って、楽しい時間を過ごして下さい。

今ならまだあまり知られていないので『穴場』です。