学びの時間

実は2年程前から、心理カウンセラーの資格を取るために、

スクールで勉強を始めています。

入学してすぐにコロナになってしまったので、

今はzoom受講になっていますが、学ぶことは多く、

いつかこの知識を食の世界に繋げていきたいと思います。

 

先日の講義の中で、

ウクライナに長年滞在され、ウクライナの民族や生活に

関して深い洞察をされ、今のウクライナ情勢にも詳しい

大阪経済法科大学の片岡教授から、この戦争についての

考え方についてお話を聞かせていただきました。

 

そもそも、なんなのこの戦争??

こんなことが許されていたら、世界はどうなるの??

普通の心理状態では、考えられない事が現実に起こっている、

この現況を心理学の世界ではどう解釈するの??

もう、分からない事だらけなのですが、

結論から言うと、

『分からなくて当たり前』

『分かりあうというのは無理』

ということらしいです。

 

身も蓋もないような答えですが、

そうではなく、

『分かり合えない事が前提』

『分からないというところからのスタート』

という事です。

 

歴史的背景も、文化も、思想も、国民性も、

教えてもらえば、確かに、なぜウクライナの人々が

簡単に引き下がったりしないのか、よく理解できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆弾が落とされても、人の心に培われてきたものは、

そう簡単に変わることはないのです。

 

ウクライナの男性の寿命は60代。

子だくさんで、国中で子供を大切にする。

電車で高齢者が子供に席を譲るのは当たり前。

子供は国の宝。いちばん価値のあるもの。

 

もしかしたら、

ウクライナの人々は、自分達のためではなく、

未来の子供達のために戦っているのかもしれない。

そんな風に考えると、余計に辛くなります。

 

実際には、報道されない非道なことが多く行われていると

聞きました。それが戦争なのでしょう。

 

日本でも、色々なサポートが立ち上がっています。

心理業連合会では、難民支援の寄付や支援、

日本にいるロシアの子供たちが差別されないよう、

メンタルのケアに力を入れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウクライナの人々は、

『一緒に温かいご飯を食べる』という事を、

何より大切にしているそうです。

「とてもシンプルだけど、この上なく大切にしている」

と、片岡教授はおっしゃっていました。

 

一緒に同じものを作って食べる。

それは、仲間になるということ。

それは、あなたを受け入れるということ。

それは、救われるということ。

 

こんなシンプルなことが

伝わらないのが悲しいです。

 

1日も早く、

ウクライナの人々が、自分達の食卓に

戻れますように。