伊勢志摩サミットメニューを食す旅

2016年に

G7伊勢志摩サミットが開催された

『志摩観光ホテル クラシック』

 

 

こちらで、サミットのワーキングディナーと

同じコースを食べに行って来ました。

 

なんと、サミットのメニューを手掛けた

樋口シェフもテーブルまでお越し下さり、

メニューの話を伺う事も出来て、

素晴らしいひとときでした。

 

 

サミットで使われたテーブルも

ディスプレイされています。

 

 

実際の食事は、

レストラン『ラ・メール』にて。

 

 

シャンパンとアミューズ。

マカロンにフォアグラのムースを入れるのは、

今はわりと見かけますが、当時は斬新だったと

思います。

ポアブルローゼのアクセントが効いています。

 

 

 

 

『海の幸・トマトの魅力をさまざまな形で』

やはり、伊勢志摩ですから、

海の幸の前菜からスタート。

トマトは、ムース、ゼリー、グラニテと

3種類の調理法で、魚介に合わせています。

 

 

 

 

 

『伊勢海老のクリームスープ・カプチーノ仕立て』

 

これは、ザ・伊勢海老!!という濃厚な香り。

たっぷりの量で、日本だと3人分?!

国際サイズだわ。。

「カプチーノ仕立て」というのも、

外務省から指定されたそうです。

 

 

 

 

『鮑のポアレと伊勢海老のソテー』

 

ワーキングランチということで、

話ながら食べやすいようにと、伊勢海老の殻は

あえて外して出したのだそうです。

話が途切れないように、

お皿の枚数を減らすため、鮑と一緒に1皿に

盛り付けたという事でした。

 

鮑のソースは、あおさを使っていて、

伊勢海老はポルト酒のソースでした。

 

 

 

 

『松坂牛 宮川育ちのワサビを添えて』

 

メインはもちろん地元、松坂牛。

シャトーブリアンでした。

とにかく、量が。。量が多いのです

たぶん、この1皿だけで2万円くらい??

それはもう、相当美味しいのですが、

スープの時点で、かなりお腹いっぱいなので、

この量はどう頑張っても無理でした。

 

総理大臣て、

胃腸が丈夫でないと務まらない!!

 

ワーキングランチに、ワーキングディナー。

これは外交の重要なお仕事です。

その国のおもてなしを受け入れるというのは、

相手国を受け入れるという事。

お互いの距離を縮め、

国際関係を円滑に進める為の

大事なきっかけ作り。

 

「お腹いっぱいです」

 

なんて、非常事態

しかも、洋食はお皿がフラットなので、

どれだけ食べたかが一目瞭然。

和食のように、お椀の蓋をしめて誤魔化すって

わけにはいかないのです。

 

あー、何も知らないで

「しっかりしてよ、日本の政治家」

なんて言ってごめんなさい。

これだけでも、大変なお仕事でした。

 

 

 

 

 

『ミルクチョコレートと柑橘のマリアージュ』

 

デザートは、当時アメリカの大統領だった

オバマさんが、チョコレートが大好物という事で、

外務省からチョコレートのデザートを

指定されたそうです。

がっつり濃厚なチョコレートに蜜柑のソルベが

爽やかでした。

 

盛り付けは、サミット仕様ではなく、

たまたま私達が、昔こちらの系列の東京のホテルで

結婚式を挙げたので、お祝いのメッセージ付きの

プレートにして下さいました。

 

世界の要人たちが食べたメニューを体験したい!

という好奇心で予約したレストランでしたが、

メニューの構成も興味深く、クラシックなお皿や

レストランの雰囲気も景色も素敵でした。

 

思いがけず、憧れの樋口シェフとお話をする事もできて、

とても素晴らしい時間でした。

良い思い出、またひとつ増えました