蕗のひと皿

生徒さんが、栃木から採れたての野菜を

届けて下さいました。

フキ!

慌ただしい日常で、手間のかかる食材には、

つい目を背けてしまいがちです。

フキより、キュウリのほうに、手が伸びてしまいますよね

 

フキは、新鮮なうちに下処理をするのが大事。

早速、熱湯でアクを抜き、1本づつ皮をむきます。

冷水につけておき、ここから料理。

 

今日の夕食は

フキの含め煮 湯葉を添えて

ほのかな苦みと香りが、いいですね。

子供の頃は、苦手な食材だったけど、

こういう料理を「しみじみ、おいしい」と思えると、

正しい大人として味覚完成したようで、ちょっと嬉しい。

 

そして、子供のお弁当用には

甘辛く煮詰めて きゃらぶき

 

子供達は、まだ完全に理解できない素材だけど、

20年後、30年後の味覚は、今しか作れません。

 

食文化の継承も、親の仕事のひとつです。