お友達にお誘いいただいて、
サンス・エ・サヴールの株主のための
特別コースを頂きました。
それが、すごく美味しくて美味しくて
少し前の話ですが、今でも味の詳細を
記憶しています。
『ひらまつ』は、私がフランス料理に興味を持った
きっかけとなるレストランでした。
20代の頃、グルメの方に連れて行ったいただいた、
六本木のひらまつのビストロ『ラフェット』で、
フランス料理に心を鷲づかみにされました。
料理って人を感動させるんだと知った、
初めての体験でした。
今は、そのお店はもうなくて、ひらまつ系列のお店にも
頻繁に行くことはなくなってしまいましたが、
ここ最近、ご縁があって、仕事でもプライベートでも
ひらまつ系列のお店に伺う機会があり、
改めて、ひらまつの料理を味わえる幸運が続いています。
サンス・エ・サヴールは開業したばかりの頃
1度だけ伺った事がありました。
今回は、海の幸がメインのコース。
シャンパンは『Telmont Reserve』
イクラの魚介のタルタルからスタート。
バジルオイルのアクセントが効いてます。
帆立とビーツと林檎とフェンネル
絶対美味しい組み合わせだけど、
自分では考えつかない。
すごいよね。
穴子と黒あわび茸と青トマト。
ソースには生豆カフェのジュ。
この展開が素晴らしい。
牛頬肉の上にたっぷりの生ウニ!
反則技でしょ!!
そしてビスクスープのソース。
頬肉に甲殻類のソースを持ってくるって
見たことないかもしれない。
仰天の美味しさでした。
高級魚 若狭グジの鱗焼き。
オクラのカポナータにヴェルモットの
ソースが爽やか。
いちじくにはブラッドオレンジのジュレと
ハイビスカスのエギューム。
この組み合わせも勉強になります。
ヌガーグラッセに、梨とカボスと葛餅。
どれも主役級の美味しさ!
食材選びに垣根がないのです。
全ての食材に精通している結果、
どんな答えも出せます。というかっこいい
優等生みたいな料理がどんどん出てきます。
全ての料理のバランスがいい。
これが何よりの特徴なのだと思います。
モダンだけど尖ってない。
斬新だけど、基本を崩さない。
そして、総じて食材の質が高くて、
コストパフォーマンスが良いのは、
規模が大きいひらまつだからこそなのかなと
と思います。
あれだけのレストランを所有していたら、
きっと独自の流通ルートもあるのでしょうね。
今回のコースは、特別な内容のようですが、
もうすっかり鴨田シェフの虜です
美味しい幸せをありがとうございました。