
料理初心者さんでも、簡単に美味しく作れる乾物料理って、実はたくさんあるんです。
乾物と聞くと、ちょっとハードルが高く感じるかもしれませんが、コツさえ掴めば、普段の料理がぐっと美味しくなりますよ。
今回は、乾物の種類や戻し方、そして初心者さんでも簡単に作れるレシピをいくつかご紹介します。
乾物料理の基本!選び方と戻し方のコツ
乾物の種類と特徴
乾物は、野菜や海藻、魚介類、きのこなど、様々な食材を乾燥させたものです。
乾燥させることで、食材の旨味が凝縮され、長期保存が可能になります。
また、生とは異なる独特の食感や風味も楽しめます。
ここでは、代表的な乾物の種類と特徴を簡単にご紹介します。
1: 昆布
だし汁をとるのに最適な昆布は、とろりとした食感と旨味が特徴です。
だし汁だけでなく、煮物などにも使えます。
2: 椎茸
干し椎茸は、生椎茸よりも香りが強く、旨味が凝縮されています。
戻し汁もだしとして活用できます。
煮物や炒め物、ご飯に混ぜ込むなど、様々な料理に活用できます。
3: 鰹節
削り節として、だし汁や和え物などに使用されます。
独特の風味と旨味が特徴で、日本の料理には欠かせません。
4: 煮干し
イワシなどを煮て乾燥させたもので、だし汁をとるのに最適です。
カルシウムも豊富です。
5: 切干大根
大根を乾燥させたもので、独特の食感と甘みが特徴です。
煮物や炒め物、和え物などに使用できます。
6: ひじき
海藻の一種で、ミネラルが豊富です。
独特の風味と食感があり、煮物や炒め物などに使用できます。
7: 高野豆腐
豆腐を凍結乾燥させたもので、水戻しが必要です。
煮物や炒め物、揚げ物などに使用できます。
タンパク質が豊富です。
8: わかめ
海藻の一種で、ミネラルが豊富です。
戻すと大きく膨らみ、サラダや味噌汁、スープなどに使用できます。
乾物の戻し方・下処理
乾物を美味しく食べるためには、適切な戻し方をすることが大切です。
戻し方は、乾物の種類によって異なりますが、基本的には水またはぬるま湯に浸して戻します。
戻す時間は、乾物の種類や状態によって異なりますので、パッケージの表示をよく確認しましょう。
1: 水戻し
多くの乾物は、水に浸して戻します。
冷蔵庫でゆっくり戻すと、より柔らかく仕上がります。
2: 湯戻し
時間短縮したい場合や、早く戻したい場合は、熱湯に浸して戻します。
ただし、熱湯で戻すと、乾物の風味が損なわれる場合があるので注意が必要です。
3: 下処理
戻した乾物は、アク抜きをする必要がある場合もあります。
アク抜きをすることで、より美味しく食べられます。
アク抜きの方法は、乾物の種類によって異なります。
乾物を使った簡単レシピ集
定番!だしを使った料理
1: 昆布だし
昆布を水に浸し、冷蔵庫で一晩置きます。
翌日、昆布を取り出して、だし汁として使用します。
様々な料理に使用できます。
2: 椎茸だし
干し椎茸を水で戻し、戻し汁と椎茸を一緒に使用してだし汁を作ります。
上品なだしがとれます。
野菜と乾物の炒め物
1: 切干大根とニンジンの炒め物
戻した切干大根と千切りにしたニンジンを、油で炒め、醤油やみりんで味付けします。
シンプルながらも、美味しい一品。
2: ひじきとツナの炒め物
戻したひじきとツナ缶を、油で炒め、醤油やみりんで味付けします。
ご飯のお供に最適です。
乾物と肉の煮物
1: 高野豆腐と鶏肉の煮物
戻した高野豆腐と鶏肉を、だし汁で煮込みます。
醤油やみりんで味付けし、生姜やネギを加えて風味をアップ。
2: 椎茸と豚肉の煮物
戻した椎茸と豚バラ肉を、だし汁で煮込みます。
醤油やみりんで味付けし、根菜類を加えても美味しく仕上がります。
*その他アレンジレシピ
1: 戻したワカメと豆腐の味噌汁
戻したワカメと豆腐を、味噌汁に加えます。
シンプルですが、美味しい味噌汁になります。
2: 乾燥野菜を使ったスープ
乾燥野菜を水で戻し、鶏ガラスープやコンソメスープに加えます。
様々な乾燥野菜を組み合わせて、オリジナルスープを作ることができます。
3: 戻した昆布とツナの和え物
戻した昆布を細切りにして、ツナ缶とマヨネーズで和えます。
お酒のつまみにも最適です。
まとめ
今回は、乾物料理の魅力と、初心者さんでも簡単に作れるレシピをご紹介しました。
乾物は、保存性が高く、旨味が凝縮されているため、普段の料理をワンランクアップさせるのに最適な食材です。
様々な種類があり、それぞれの乾物に合った戻し方や調理方法がありますので、色々な乾物に挑戦して、自分好みの乾物料理を見つけてみてくださいね。