週末のお墓参り。
その後の食事会に、87歳の叔母が指定した店が
上野の精養軒。
日本のフランス料理の歴史を作った草分けの精養軒。
実は、上野の本店に行くのは初めてなので、
ちょっと楽しみに、予約を取りました。
子供達に、
「今度の週末は、精養軒に行くのよ」
と言うと、子供は渋い顔。
「うー⤵⤵、行きたくないなあ💧」
え なんで?!
よく聞いてみると、
『精養軒』を『日能研』の姉妹校だと思ったらしい。
週末に、新しい塾に連れて行かれると思ったのねー。
笑える。
精養軒は、カジュアルな『カフェラン ランドーレ』と、
本格フレンチの『グリル フクシマ』に分かれていて、
今回は、夏目漱石や森鴎外の文学作品にも登場する
メインダイニング『グリル フクシマ』へ。
クラシカルな店内は、
格式が感じられる落ち着いた雰囲気。
カトラリーやグラスも歴史を感じる素敵なものでした。
お料理は、味も見た目も正統派。
フレンチの教科書に出てきそうなコースです。
87歳の叔母は、大絶賛。
昔、美味しいと感じたフランス料理の味、そのものだと
言っていました。
フレンチの原点。この味を経てきた歴史を
舌に記憶させたいと思った昼のひとときでした。