某醤油メーカーさんの座談会に、
料理研究家として、意見をさせていただくという事で、
築地のインタビュールームに向かう予定があり、
数日前から、
『醤油』+『築地』=『寿司』
という公式が出来上がってしまい、
「どこでお寿食べようかなー♪」
と、気分は食べログモード
思い立ったのは、
赤酢しゃりの寿司屋
久しぶりに、赤酢しゃりを使ったお寿司が食べたい!
赤酢というのは、米ではなく、酒粕を原料としているので、
昔の江戸前寿司は赤酢が主流だったそうです。
米のほうが高価だったのでしょうね。
だからか、私の中では赤シャリの寿司屋は
庶民的なイメージがありますが、
実は、赤酢しゃりって、いちど食べるとクセになる、
印象に残る味なのです。
そして、ふとしたきっかけで、
味覚の記憶が「食べたい!食べたい!」と暴れ出す。
そんな赤シャリの記憶の扉を開いてしまった、
某醤油メーカー!!
(そんなん、知らんわ。と言われると思うけど)
ということで、
築地で、美味しい赤酢しゃりの握りを食べさせてくれる店、
探しました
『 秀徳2号店 』
あー、もう、ほんとに、とっても美味しかった
ひとつひとつに、丁寧な仕事が成された寿司の数々。
うにや、トロは、とろけるし、
ほたてや、イカは、噛むたびに海の恵みを感じるし、
鰯も鰹も、鮮度抜群。
プチプチ弾けるイクラにも夢心地で、
日本人でよかったと、つぶやかずにはいられません。
赤酢を使った寿司屋は、
築地周辺でも3店くらいしかないそうです。
また、近いうちに行きたいなあ。
開いた記憶の扉は、しばらく開けっ放しになりそうです。