熱海にあるオーベルジュ『ヴィラ・デル・ソル』
たまには親孝行を!と計画し、母と一緒に週末に訪れました。
国の登録有形文化財にも指定されている、
瀟洒な洋館。
70歳を過ぎても乙女チックなものが大好きな母は、
きっとこの建物が気に入るに違いないと
予約の段階で確信してたのだけど、
海を見下ろす、お庭から、
ロビーに入った頃には、
すっかり、洋館の女主人になりきってるし
ずっと住んでいたかのような、
馴染みっぷりであった
7室あるお部屋は全てオーシャンビュー。
今回は、母の誕生日を伝えてあったので、
お部屋には、シャンパンと薔薇が用意されていました。
母の誕生日祝いというより、
プロポーズか?!というベタな演出だなあと思いつつも、
洋館+庭園+薔薇 で、かなり気分も
上がってきたことろで早速温泉に
ここのオーベルジュは、温泉の源泉に近いので、
とてもいい温泉が2か所ある。
専用の階段を上って温泉に向かうと、途中に
こんな素敵なお休み処が
空中湯上がり処 『青梅テラス』
ここで、海と夕陽を見ながら、
お風呂上がりに、ビールやお茶をいただける。
洋館+庭園+薔薇+温泉+ビールだ。幸せっ
でも、幸せな時間はこれからが本番
オーベルジュというのは、
美味しいお料理を堪能できる宿泊レストラン。という意味。
お待ちかねのディナータイム
気品漂うダイニングでいただけるのは、
伊豆の風土や名産を活かした、魚介のフランス料理。
蒼色から濃紺へ、移りゆく海を見ながらの
ディナータイムは、都会のレストランでは
味わえない贅沢な時間。
新鮮な魚介を活かしたコースは軽やかで、
全く胃にもたれない。ソースより素材を活かした、
シンプルな調理法に、母も「美味しい」を連発していました。
あいなめのマリネや、ズワイガニのリゾット
焼きはまぐりや、スープ・ポアソン、
ヒラメのムニエルに、野いちごのベリーニ。
ディセールはトリュフ・ショー。
食事の後はエステで熟睡
年代を問わず、女子の好きな事が
詰め込まれているような宿。ここは是非
母娘、姉妹で訪れるのがよいと思う。
今回、一番印象に残ったのは、
お部屋から見た、朝日。
オレンジ色の大きな太陽が昇る景色は圧巻です。
「朝、太陽が昇る景色は是非見て下さい」
と、前日に教えていただいたのですが、
本当に、迫力のある光景でした。
『ディラ・レル・ソル』は『太陽の館』という意味。
母と見た今日の太陽は、
忘れられない思い出のひとつになりそうです。