山形『瀧波』に宿泊しました

いつか行きたいとブックマークしていた宿

『山形座 瀧波』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三百年前に上杉藩の山守を務めた農民家の建物を

移築した歴史ある宿ですが、経営難に陥り、

あの里山十帖のプロジェクトチームが

いきかえりを賭けてリノベーションした宿。

 

そのストーリーだけでも、

わくわくするのですが、その評価の高さから、

もとの宿を知らないにも関わらず、とても興味深々でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入り口を入ると、どーんと広い曲がり屋。

畳と座布団と北欧家具が、

違和感なく交じり合って、いい感じに

エッジが効いた、くつろぎ感を演出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お部屋は『超シンプル!!』

これがね、でもちゃんと計算されているのです。

必要ないものは、全て省き、

必要なものは、全てある。

 

ここのさじ加減て難しくて、

「足りない」と感じさせてしまえばマイナスだけど、

「余計なものがなくて心地よい」と

感じさせればプラス評価。

いくつもの宿を巡った人の指向を踏まえて、

考え抜かれたセレクトです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全ての部屋についている露天風呂が、

めっちゃ良くて、6回くらい入ったかも!

硫黄温泉の泉質が抜群!!

 

お湯から上がると、タオルで拭かなくても、

水をはじくのよ!

身体に薄くベールがかかったみたいに。

だから、バスタオルがほとんど濡れないの。

憧れの、水をはじく肌体験。

これはもう、小躍りして何度でも入っちゃうわー

 

すごいよ赤湯温泉!

すごいよ山形!!

 

そして、お楽しみの夕食。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カウンターキッチンを囲んでの

ライブスタイルです。

これが、とっても楽しかった!

食はエンターテインメントだよねーと、

改めて感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この場所でしか再現できない、土地の食材。

伝統料理も、素材を活かし切りながら、

「新しい発想」を吹き込む料理。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どのお皿も、出汁の味が優しい。

料理長の説明を聞きながら、目の前で仕上がっていく

料理の香りと、工夫を凝らした調理法。

おいしかったなあー。

 

メインは、もちろん米沢牛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

低温でじっくり焼いた米沢牛を、

直火で仕上げて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼き上がり

 

飲み物は、日本酒を料理に合わせて

ペアリングしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな時じゃないと日本酒は飲まないので、

とても興味深くて良かったんですが、

どちらかというと、ワインに合わせたい料理だったかな。

これは、好みの問題ですが。

次に行くときはワインのペアリングにしよう

 

そして山形の有機米。

新米の季節に来てよかったー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前で、お米の甘い香りが漂います。

この季節は特に美味しいものが揃っていて、

満たされますね

美味しいのはもちろん、

楽しさと、おもてなしの心遣いが、

至福の時間を作ってくれます。

 

 

部屋に帰ってまた温泉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大浴場もあるのですが、

ここは、部屋の温泉も加水一切なしで、

空気にも触れていない、

できたて(!)の源泉。

このお湯を、ひとりじめできるのが最高です

 

『旅館再生プロジェクト』と称して、

親族が一丸となって、立ち上げ直した宿は、

本気の意気込みを、みなぎらせていました。

日々進化しようとする気持ちが、

お客さんにも伝わるのですね。

 

とても気持ちの良い宿でした。

また行きたいなあ。