今回のおすすめ食材は『ごま』
ごまの、約20%を占めるタンパク質には、
人間の体に必要な必須アミノ酸が何種類も含まれています。
抗酸化作用のあるビタミンE、ビタミンB群、鉄分、カルシウムも
たっぷりで、ちっちゃいのに、すごい威力。
風味もよいので、そのままかけて使う事も多いかと思いますが、
ごまの栄養素を摂取するには、すりごまにするのが効果的です。
我が家では、ほぼ毎日のように『胡麻和え』が登場します。
今回ご紹介する『ほうれん草と春菊の胡麻和え』は、
102歳まで長生きした祖母のお気に入りの1品でもありました。
ほうれん草の中に、ちょっと苦みの効いた春菊が、
とてもよく合うのです。是非お試し下さい。
火を使わず、簡単にできる丼も一緒にご紹介します。
『あじと山芋のたたき丼』
材料(4人分)
あじの刺身 4尾分
生姜(すりおろし)小さじ1
醤油 大さじ1~
山芋 300g
カイワレ大根・大葉 適量
ごはん 4膳分
作り方
①あじは薄く切り、生姜のすりおろしと醤油を入れた
ボウルに10分ほど漬けておく。(冷蔵庫へ)
②山芋は、ぬめりが気になるなら酢水で洗い、ビニールの中に
入れてすりこ木などで、たたく。
(2㎝くらいに砕いて食感を残す)
③どんぶりにご飯を盛り、やまいもをのせ、あじを盛りつける。
④貝割れ大根や、ネギ、大葉などを散らし、醤油を回しかける。
『ほうれん草と春菊の胡麻和え』
材料(4人分)
ほうれん草 200g
春菊 150g
黒胡麻 大さじ4
砂糖 大さじ1と1/2
醤油 大さじ1と1/3
作り方
①胡麻は香ばしく煎ってからすり、
胡麻をすってから、砂糖を
加えてすり、醤油を合わせる。
この順番大事です。
②ほうれん草と春菊を茹で、水気を切って、
食べやすい長さに切って、①で和える。
栄養ポイント
ごまは緑黄色野菜との相性がとてもよく、
野菜のビタミンCが胡麻の鉄分の吸収を助け、
胡麻の油分が野菜のβカロテンの吸収を高めます。
昔ながらの調理法には、先人の知恵が詰まっていますね。
2品合わせて
エネルギー498㎉ タンパク質23.6g
カルシウム212㎎ 鉄2.9㎎ /1人分